皆さんこんにちは。
先週日曜日にPCをぶっ壊してしまい、急遽マザーボードを交換する羽目になったり(この件についてはまた今度書こうと思います。)、仕事が忙しかったりでぜんぜんブログを更新できずにおりました。
なんとかPC環境は復旧&バージョンアップし(マイクロATXからATXのボードに変えて、ケースもATXのフルメタルにしちゃった♪)、仕事も片付けたので、いよいよ、先週土曜日に行ったコーヒー屋さんのレビューを書いてみたいと思います。
三四郎に行った翌日は久しぶりにコーヒーをとことん飲みたくなり、前日に引き続き神保町に赴き「珈琲舎 蔵」という喫茶店に行ってきました。
神保町の駅を出て、書店街とは靖国通りをはさんで反対側のブロック。am/pm付近の路地の中、「季節料理ほおき」というお店の二階にそのお店はあります。
一見普通の住宅のような飾り気のないエントランスには、「蔵」と書かれたホロと看板。こんなところに喫茶店?と思われるかもしれません。
しかしながら、戸建て住宅特有の急な階段をのぼり、扉をあけると趣のある、これぞ喫茶店といった風情の空間が広がります。
店の奥にはカップの並んだカウンター席。手前には大きめのテーブル席とボックス席。そして壁のでっかい、眼力の強い婦人画。夜になると目がうごいてるとか絶対噂になりそうな絵です。
気にいった席を見つけて腰をかけ、暖かなお絞りで手を拭いて、おいしいお水で舌とのどを潤わせたたらいよいよ注文です。
ちょっと話がそれるかもしれませんが、僕は初めての喫茶店でコーヒーをいただく際には必ず、そのお店のスタンダードなブレンドとブラジルを頼むようにしています。
理由は、どんなお店でもこの二つはほぼ必ずあるから。
もうすこし細かく話すと、ブレンドはそのお店の個性がダイレクトに出るし、ブラジルはどこのお店でも飲めるポピュラーな品種ながら、使っている農園の違いや煎り具合の違いで店の個性を比べやすいからです。
そんなわけで、どこのお店も大体この二杯を飲んでみると味のベクトルがわかると思っています。
では早速いただきましょう。
まずはブレンド
(今回結構たくさん飲んだので一杯ごとにタイトルつけます。)
ということで、今回もまずブレンドを注文します。抽出はペーパードリップ。蒸らし時間は短めで、ドリップポットで高い位置から一気にお湯を注ぐスタイルでした。
そして珈琲登場。クリアな液体の表面に霧のような湯気が漂います。いい温度です。
立ち上る香りはとてもすっきりとした感じです。それでは早速いただきましょう。
・・・
抽出のスタイルから見て取れるとおり、香り同様に味もとてもすっきりしていますが、後味には確かなうまみが感じられます。
どうやらあっさり志向のお店のようです。苦すぎず、酸味も強すぎず、とても飲みやすいブレンドです。
ただし個性的な味を求めるとしたらちょっと肩透かしを食らった印象かもしれません。クリアゆえにキャラクターが弱いようにも思えました。
ブラジル
こちらはブレンドとは打って変わって個性的です。口にした瞬間に実に香ばしい、ブラジルらしいキャラメルライクな香り、そして鮮やかな酸味と甘みがさっと広がります。わりと浅煎りでしょうか?後味もすっきり。
うれしくなるような華やかさが楽しめる1杯でした。
マンデリン
こちらもキャラが立っています。マンデリンらしい深いコクと滑らかなのど越しとともに、ベリー系の良い香りがしっかりと感じられます。Webサイトによると割りと深めの煎り具合らしいのですが、後味にはお茶のような甘みと爽やかさが感じられるので、それほど深いようには思えませんでした。
でもこれ以上煎りが浅いとベリーの香りが鼻につくかもしれません。絶妙。
コロンビア
一言で言うとコロンビアらしい、きれいな味です。特有の軽やかな酸味と香りの後に軽めのコクと苦味が訪れます。
まとめ
全体的にスッキリテイストのお店で、豆の個性をいい感じに引き出していらっしゃいました。
結論としては、僕がこれまで飲み歩いた神保町のお店の中では一番美味しい珈琲を出すお店だと感じました。お店の雰囲気も良く、この界隈で珈琲をいただくなら間違いなくここを選ぶでしょう。
ただ、喫煙OKな上に、分煙がきちっとなされていないのでタバコの煙が気になります。元喫煙者としては喫茶店でタバコの煙をくゆらせて飲む珈琲が最高なのはよくわかりますが、タバコ吸いが多いと煙が店内に充満しそうです。
最近はタバコを吸ってたころの記憶も薄れ、いっそのこと法律で飲食店全面禁煙にしちゃえとも思いますが、実際そうなると喫茶店(特に個人経営店やドトール、ベローチェなど、喫煙者需要が高いお店)は大打撃なんだろうなぁ・・・。
個人的には珈琲も農園やら製法やら、薬効やらでブランド化が加速すると、嗜好品としての色と同時に、自然食系のニュアンスが強くなって、だんだんタバコと間逆のヘルシーなイメージになってくるんじゃないかとも想像していますが、どうなることやら。
しかし、ワールドバリスタチャンピオンシップ(なんとWBC)を主催しているスペシャルティ協会の理事長が、こんな不思議なことを言っているようでは、まだまだこの業界も発展途上なんだと思わざるをえません。
生産国の人は「出ない」んじゃなくて「出られない」のではと・・・。(世界中の珈琲を飲み比べられるのは日本や一部の先進国のみで、生産国の人たちは輸出に出せない格下豆しか飲む機会がない)
最後がちょっと批判チックになってしまいましたが「珈琲舎蔵」さんはとても美味しい喫茶店でした。
おすすめです!
ではまた。
| 田口護の珈琲大全 | |
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田口 護
NHK出版 2003-11-16 おすすめ平均 |
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- trackback from FIREKINGの茶色いもの紀行。 09-04-26 (日) 13:55
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豆の個性をしっかりと出したストレートコーヒーたち
一見普通の住宅のような飾り気のないエントランスには、「蔵」と書かれたシンプルなホロと看板。
事前に場所を調べておかないと確実に迷いそうな路地の中にそのお店はあります。…




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